クリエイティブなプロセスの管理 ー ブリーフィング

クリエイティブ企業の人間とは付き合いにくい場合があります。しかし経験と知識をもったマネージャーの存在により円滑に物事を進めることができ、安定した作品の質を保つことができます。相手を理解することが大切です。

まずフリーフイングから始まります。内容が明快で、よく理解することができたら、それは素晴らしいスタートです。しかしクリエイティブなプロセスは、予想もしない方向に転じるもので、この時点で全てをカバーすることはできないと思ってください。発見に満ちた冒険のようなものなのです。ブリーフィングの内容が理解されたかどうかを確認するには、あなたが何を期待しているのかをクリエイター達に言葉で表してもらうとよいでしょう。また反撃させてみてもいいですね。もし可能なら、期待する最終的なフォーマットを使用して反論させるとさらによいでしょう。

ロゴのデザインなら「これぞクリエイティブ」と思わせるようなビジュアル(過去の作品やラフスケッチなど)を見せてもらうこと。作曲の依頼なら、口頭での説明ではなくサンプルを聴かせてもらう。「80年代のDX7でWhoomp!な感じ」などと言う言葉の表現に耳を傾けていても仕方ありません。ここで注意していただきたいのは、この初期の時点のブリーフィングに対するリアクションは、時間とともに変わっていくものです。最終的な作品が最初の反応に近いものになるとは思わないほうがよいでしょう。最初に提出されたスケッチの青と、現段階の青の色みが違うからといって文句を言うべきではありません。(かつて、こんな文句を言ったクライアントがいたのです。悲しいかな実話。)

初期段階での理解を最大限に深めるには、ブリーフィングを繰り返し行う必要があるでしょう。時間はかかりますが、優秀なクリエイターの力を借りたいのであれば、あなた自身がその努力を惜しんではいけません。複数のチームに依頼することも考えられます。予算のかなりの部分を、作り捨てのアイデアのために使うことになります。また他の誰かに頼めばお金が全くかからずにできる作業に対して、お金を支払うことになるかもしれません。しかし、初期段階で正しく線路を敷いておけば、成功の確率は少なくとも1割上がります。結果的には、よいお金の使い方だと言えるでしょう。