クリエイティブマネジメント

クリエイターの中には、日々のビジネスをこなしながら、同時に長期的なキャリアを自らマネジメントできるという有能な人がいます。そういう人は、レコーディングスタジオでの仕事を終え、その足で会計事務所に行くことも、全く億劫に感じません。でもそんな人、なかなかいない。100メートルを10秒以下で走ることができる人の数が少ないのと同じです。

クリエイターとはクリエイトしたい人たちのこと。だから、税金や保険の手続き、売り上げ状況の把握、スタッフや事務所の家主との問題、生産管理、銀行口座の収支計算、クライアントとの連絡、契約交渉、マーケティング戦略、PR活動… こんな煩わしいことに自分の時間を使いたくない。しかし、ビジネスにおいてはそれらの煩わしいこと、いやもっともっと多くのことに注意を払わなければならないのです。そこで、マネージャーが必要になります。

しかし、有能なマネージャーというのはそう簡単に見つかるものではありません。また、高い報酬を払わなければならないでしょう。敏腕マネージャーをつなぎ止めておける程の経済的余裕があるのなら、あなたはもうすでに大きな成功をおさめていると言えます。そして、さまざまな場面で自分のために働いてくれるフリーランスのスタッフが、既に何人かいることでしょう。一流のマネージャーは、戦略的なキャリアプランを作り、契約交渉や経理状態の把握、またプライベートにおけるマネジメントにまでじっくり関わります。

個人で仕事をしているフリーランスのクリエイターに、フルタイムのマネージャーを雇うことはちょっと難しいでしょう。でも方法はあります。

はじめの3つの方法についてですが、チームが効率よく機能し、1人のクリエイターにかかるコストの負担をある程度抑えるためには、1人のマネージャーに対して、少なくとも4人のクリエイターが必要です。クリエイターが6人以上になると多すぎるので、マネージャーにフルタイムのアシスタントが必要になるでしょう。もしアシスタントが2人いれば、最大8人から10人のクリエイターを管理することができるではないかと思います。

マネージャーとクリエイター、共生の関係にあることが重要です。お互いが相手を必要とし、サポートしていること。双方が成長するためには、共通の理解と信頼が重要です。また、異なるタイプの マネジメントのやり方 があるので、自分にあったマネージャーを選ぶのも大切です。