クライアントを惹きつける

創作した作品を売り込む最良の方法、それは作品を「見せる」ことです。まず作品を見てくれる人を探しましょう。潜在的なクライアントを見つける方法はたくさんあります。

まだ始まったばかりで赤子同然のビジネスにとって一番頼りになるのは、自分たちの仕事に満足してくれた既存のクライアントの存在。彼らから直接仕事の依頼がなくても、他のクライアントに紹介してくれる可能性があります。満足したクライアントは広告塔になってくれるのです。また、そういった人たちからの推薦は、あなたに仕事を頼もうか悩んでいる新たなクライアントの心配を減らす効果があります。現在のクライアントに他のクライアントを紹介してもらったり、あなたの成果を推薦してくれるようぜひ頼んでみましょう。

また、現在進行中のプロジェクトを公表するという手も。これは思っているより簡単にできます。まずきちんとプロジェクトの内容を整理し、それを何らかの手段で公表すればいいのです。クリエイティブ専門のウェブサイトや出版物に投稿するのもいい。また多くのクライアントは業界雑誌や他の子会社などと深く関係しています。そうした雑誌やウェブサイトなどは、スペースを埋めるため、コンテンツを常に探しているので、そこをあなたの作品の発表の場にするのもいいですね。あなたはただ「私の作品が載っています!」とプレスリリースを発送するだけ。その時は、写真や自分のウェブサイトへのリンクを載せることも忘れずに。メールで発信する場合は文章自体は簡潔にまとめ、ウェブサイトのリンクを明記する。リンク先のサイトのほうに詳しい情報を載せるようにします。そのメールは埋もれてしまったり、すぐゴミ箱に入れられてしまうかもしれませんが、もしかしたら締め切り間際で何かいいネタがないか躍起になって探していた編集者の目に留まる可能性もあります。あなたの仕事に関連のある出版物のリストは簡単に入手可できるし、編集者の連絡先もネット上で公開されています。それでも情報がないという時は、書店や売店で実際の出版物の発行人欄を調べればよいでしょう。

実際に作品を展示するのもよい方法です。イベントや展覧会にはそれなりの影響力があるので、その効果を過小評価してはいけない。メディアに取り上げられる可能性もあります。そのイベントが、新人アーティストが集まるような場であったり、きちんとした組織づくりがされているものであれば尚更マスコミの注目を集めます。そのイベントにスポンサーがいる場合は、メディア露出の為に現場にいるそのスポンサーにも自分たちの存在をアピールすることができるのです。

しかし、公の目にさらされるのだから、作品の展示のされ方には細心の注意が必要です。インパクトの強い作品は、悪い印象を与えるリスクもあります。また、ポートフォリオ(作品集)に弱々しい作品は載せないこと。そんな作品は誰の目にも触れさせないようにしましょう。展示する作品にはそのすべてにおいて最大の注意を注ぎます。エキシビジョンのためにわざわざ作品を制作する場合は手間がかかります。そのために費やす時間と労力が仕事の大きな妨げとなることもあるので、発表や展示の機会については注意深く選ぶようにしなくてはなりません。